西村京太郎 『神戸25メートルの絶望』
西村京太郎著 860円 カッパノベルズ
『神戸25メートルの絶望』 2011年2月発売
1995年1月17日5時46分 犯人の時計はその時止まった
旅行会社が企画した豪華ツアー「日本の異国」には、6名の参加者があった。神戸を中心とした3泊4日の行程だが、2日目の異人館街観光中に一組の夫婦が姿を消した。
そして、数日後に東京で「処刑」された男女がその夫婦だと判明。2人は25メートルの円の中心で息絶えていた。十津川は事件の背景には1995年の阪神淡路大震災があり、他のツアー参加者 銀行を定年退職した男、IT企業の若き社長、クラブ経営の女と大学生の娘―の中に犯人がいると睨む。4人の容疑者、25メートルの謎…。真相に迫った十津川は自らの命を賭して犯人を救うことに。
阪神淡路大震災と東日本大震災がだぶってしまい、なぜか複雑な心境に。
次の本も半分以上、読み進んでいます。普通の生活に徐々に戻りつつあります。
今日の地元紙から
県内で最も遅い始業式 相馬農業高校飯舘校
福島県内の高校で最も遅い18日、学校の一時移転先の福島市の県教育センターで行われ、74人が新たな学校生活をスタートさせた。
冒頭、震災で亡くなった同校の生徒1人と卒業生1人を悼んで黙とうした。二本松義公校長が「困難な状況だからこそ真価と姿勢が問われる」と語り、矢森健一分校長が「周囲の支援に感謝し学校生活を送ってほしい」と呼び掛けた。
続く新入生歓迎会では新入生代表の林千里さんが「日本で一番遅く入学する私たちが他校に追い付き追い越せるよう一日一日を大切に過ごしたい」と決意を語った。
飯舘校の校舎がある飯舘村は福島第一原発事故で計画的避難区域となり、住民が順次、村外に避難している。同校は避難した生徒が通学できるよう県内で初めてセンター内に寮を設け57人が入寮した。授業はセンター体育館内に設けた3教室で行う。
ここまで福島民報から転記
前は飯舘分校って言ってたと思ったのですが?今は分校という表現はしないのかな?
浜通りの高校は分散してしまいましたが、みんな一緒に授業を受けれるのは良かったのではと思います。
ふくしまは負けない We Love ふくしま
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コメント
hibochanさんへ
観光バスが動いていないんですよね。
喜多方ラーメンは、原発事故がなくてもチョット厳しいかな。
雄国沼のニッコウキスゲは素晴らしいですね。
昔は、狭い道を沼の傍まで車で行っていました。
投稿: しゅうちゃん | 2011年5月20日 (金) 21時42分
今朝の読売新聞
原発から100km 観光客激減
喜多方ラーメン苦戦 の文字が
数年前立ち寄った店が紹介されてました。
素晴らしかった雄国沼のキスゲそして喜多方の街並み記憶に残ってます。
投稿: hibochan | 2011年5月20日 (金) 07時06分